こあくつ歯科医院 - KOAKUTSU Dental Office -

歯周病

歯周病は歯に付着したプラーク（歯垢：細菌の塊）によって引き起こされる炎症を伴う感染症の一種で、歯肉の炎症による出血、腫れを特徴とする「歯肉炎」と、歯を支えている歯槽骨が破壊される「歯周炎」に分けられます。この状態を放っておくと、さらに歯槽骨は崩壊し歯は自然に脱落します。

プラークとは

プラークは、歯に付着している黄白色の粘着性のある軟性付着物で「バイオフィルム」とも呼ばれ、歯に強固に付着しているだけではなく、様々な細菌が集合してバリアを形成します。 日々のブラッシングが不十分だと、口腔内にプラークが溜まっていき、プラーク内に増殖した歯周病菌が毒素を出し、歯ぐきが侵されることで歯周病は発症・進行します。

歯周病治療について

歯肉炎の状態では、歯科衛生士によるブラッシングなどのプラークコントロールによって正常で健康な状態に戻すことは十分に可能ですが、歯肉炎から歯周炎に移行すると専門的機器による治療が必要になります。また深い歯周ポケットでは時に外科的な処置が必要な場合も生じてきます。
歯周病の発症・進行を抑えるためには、スケーラーや超音波機器（エアフロー・マスター・ピエゾン）などを用いてプラークとともに歯石を取り除くことが重要です。
以下の手順に従って治療を行います。
1)　歯周病の検査、診断、治療計画の説明
2)　歯周基本治療（TBI、スケーリング、SRPほか）
3)　再評価
4)　歯周外科治療（必要であれば）
5)　メインテナンス