インプラント療法は「入れ歯」や「ブリッジ」とは違い、他の歯を削ったり傷つけることなく歯を失った部分のみを補う治療法です。失ってしまった歯の部分にチタン製のネジを埋めこみ、その上に人工の歯を装着して咬み合わせを回復する画期的な治療法です。
1962年、スウェーデンの整形外科医であるペル・イングヴァール・ブローネマルク博士によって基礎研究中に偶然チタンと骨組織が結合することが発見され、それを機に歯科への応用が考えられました。その後、材質や形状など様々な試行錯誤を経て1965年にチタン製のインプラントが臨床応用されました。わが国では1983年6月、東京歯科大学においてブローネマルク教授と小宮山 彌太郎先生によって、このオッセオインテグレーション・タイプのインプラントが臨床応用されました。ブローネマルクインプラントはスウェーデンのノーベルファルマ社(現在のノーベルバイオケア社)から販売され、世界中の国々で使用されています。現在では世界中の様々なメーカーからインプラントが開発、製造されていますが、その中でもブローネマルクインプラントは最も臨床成績が長く信頼性の高いインプラントです。
2002年、2007年 スウェーデン、イエテボリにて。
ブローネマルク教授と。
インプラント研修修了証
歯科用コーンビーム CT (X-ERA MF)は低線量X線とコンピュータを使用することで特に顔面領域を精度の高い3次元の断層画像で見ることが出来ます。この画像を用いて神経の位置や歯槽骨の形態、埋伏智歯の位置、副鼻腔の状態、血管等の位置、歯根の状態までも確認が可能になりました。特にインプラント治療など歯槽骨の状態を詳細に把握して埋入方向や長さを術前に決定することで、より安全に正確に施術するための一助になります。
当院では、開業以来多くの患者さまにインプラント治療を行なって参りました。
各ステップごとの手順を厳守して確実に治療を行なっていきます。施術したすべての患者さまに、将来に渡ってインプラント治療を選択して本当に良かったと思っていただけるよう、日々心がけて治療にあたっております。
インプラント治療が可能かどうか判断します。治療が可能なようであれば、CT撮影を行い施術の計画をご相談します。インプラント治療についての費用やご不明な点があれば十分に納得されるまで話し合います。
局部麻酔を行い、あごの骨にチタン製のインプラントを埋入します。これが新しい歯の土台となります。 手術後、数日は腫れが残ることもありますが、痛みはほとんどありません。
インプラントが埋入された後は、インプラントを歯肉で覆い、骨と一体化するのを待ちます。 通常、治癒までに3~6ヶ月かかります。
その間、審美回復のために仮歯を入れることもあります。
インプラントが完全に顎骨と一体化した後、2回目の手術を行って、インプラント体にアバットメントという部品を取り付けます。
アバットメント取り付け後、プラスティックでできた仮の人工歯を作るための型をとります。人工歯が完成したら、インプラントに装着し、しばらく咬み合わせ等の様子をみます。
数ヶ月後、問題がなければ陶材や金属等で作る最終的な上部構造体を装着します。
インプラント周囲炎を防ぐため、定期的にインプラントのチェックを行います。
9:30~13:30 / 15:00~19:00
9:30~13:00 / 14:00~17:30
※当院は完全予約制になっておりますので、ご来院の際には必ずご連絡いただきますようお願いいたします。なお、受付は診療終了30分前までにお願い致します。
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JR伊東線 来の宮駅前